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【書評】太田浩一の「ガチョウ娘に花束を」を読んでみましょう。良書ですよ。

太田浩一の「ガチョウ娘に花束を」

夫々の科学者のお墓を訪ねるショートショートですが

しっかりした下調べと知見と現地調査に基づいています。

本書はシリーズ物の3冊目。特に興味を覚えた点は2点。

①アインシュタインとスピノザ

アインシュタインは「スピノザのエチカへ寄せて」

という詩の中で書き記しています。

「僕があの高貴な人をどれほど愛しているか

言葉では言い尽くせないまでに。

だが僕はあの人が孤立していることを懼れる

輝く聖なる光と共に」

アインシュタインは「存在するものの合法的調和の中に現れる

スピノザの神を信じる。」と発言したりボルンとの書簡の中で

「神はサイコロを振り給わなん」と述べていますが

アインシュタインの神に対する意識を追いかけると面白いと思えます。

②ヘルツの業績について

ヘルツは「回転体球の誘導について」で学位を得ています。

その後、

1887年5月27日に論文

「紫外線の電気放電に対する効果について」

で光電効果に対する研究を始めた。

1894年に敗血症で36歳で亡くなった。

「力学原理」で力学から力の概念を消去して、

時間・空間・質量のみを用いて公理と演繹の数学体系を作った。

ボルツマンは一週間、この本に没頭した。

妻にあてた手紙で思わず「愛しいヘルツ」と書いてしまった

とのことである。(ドイツ語で「愛する人」は

HertzではなくHerzである。

以上、美しい文は心を洗い貴方を成長させていきます。
是非読んでみて下さい。アマゾンでお試し読みをするだけでも
貴方の人生が変わると思います。お勧めです。

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2023/03/18_初稿投稿
2024/11/10‗改訂投稿


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