2023年7月15日2024年10月14日に投稿 投稿者 元)新人監督 — コメントを残す【TOPIC】これまでの高温超伝導体は乱れていたことが判明しました(モット絶縁体相極近傍での現象) 発見のメンバー東京大学 物性研の黒川 氏、近藤 師、 +東京理科大の磯野氏、常盤師 の研究グループが今回の発表での主要メンバーです。 長年の常識と違う角度で「問題を深堀していこう」 という研究成果となります。柏にある物性研究所で思いついたのですが、 理科大は野田にキャンパスがありますね。 今回の発表とは全く関係ありませんが、近い!! 偶然でしょうが。そういえば本郷と後楽園も近い!! 偶然でしょうが。 そうして考えていくと御茶ノ水女子大も 将来的に絡んできそうですね。 どうでも良いですが。。。発見の意義さて、今回の発表での対象となる物質は 「銅酸化物」です。 酸化銅に微量のイットリウムや ビスマス系の化合物を加えて 結晶構造が特徴的となる点に 「現象の理由」があるのではないか と個人的に考えていました。なにより転移温度が比較的高い高温超伝導体の メカニズムが数十年来の実験の 焦点となっていたと思われます。 どうして転移温度が高温(それでも氷点下です) となるのか メカニズムが説明できていませんでした。超電導現象自体はBCS理論を使って理路整然と 説明が出来ていて転移温度が説明できて ボーズ凝縮とのクロスオーバーが論じられます。所が「ゆらぎ」に関する理論は明快に 取り入れられていなかった と言えるのではないでしょうか。発見のポイント注目すべきは銅酸化物高温超伝導体におけるモット絶縁体相の極近傍での現象です。東大物性研のホームページによると 【以下、太字部が引用】 「電荷が微少かつ均一に分布する乱れの無い 極めて綺麗な結晶面を見出し、 その電荷の振る舞いを解明した。」「モット絶縁体に注入される電荷が限りなく微少 であっても長寿命の粒子が生成され、自由に動き回れる」本来キャリアが無い状態で反強磁性モット絶縁体である 銅酸化物高温超電導体においてCuO2面の状態を 「均一(なめらか)」 にしていく事でエネルギーギャップの問題を解決して 「電荷が自由に動き回れる」状態を実現しています。今後の展開今回の発表の意義は 「銅酸化物高温超伝導体での電子相図を 綺麗にしていく事」だと言えます。今までの電子相関図が「乱れたも」もの だと考えなおすことで問題を 解決していこうという試みです。 実際に今まで蓄積された 知見の数々を実証していく事で研究が 進んでいく事が期待されます。〆大学教科書・専門書・医学書 専門買取サイト「専門書アカデミー」【スポンサーリンク】以上、間違い・ご意見は 以下アドレスまでお願いします。 問題点に対しては 適時、返信・改定をします。nowkouji226@gmail.com2023/07/15_初稿投稿 2024/10/22_改訂投稿旧舞台別まとめへ 舞台別のご紹介へ 時代別(順)のご紹介【このサイトはAmazonアソシエイトに参加しています】Follow me!関連FacebookXHatenaPocketCopy投稿ナビゲーション前の投稿: 共鳴現象(音叉や2つのコイル)とエンタングルメントの比較7/12改訂次の投稿: サイトポリシー【位置づけと今後の記事の方向性を考察します。また、物理学の理解をより明確にします】 コメントを残す コメントをキャンセルコメントを投稿するにはログインしてください。