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【書評】「アインシュタイン回顧録」|アルバート・アインシュタイン著渡辺正訳

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1946年、67歳になったアインシュタインが
自分の人生・研究を振り返り纏め直している内容です。

和訳の刊行が「ちくま学芸文庫」から2022年なので
デジタルでの復元画などを取り入れていて印象も新しく
非常に読み応えのある一冊となっています。

科学哲学・科学史を踏まえてアインシュタインなりの
一貫した思考形式を披露してくれています。

たとえば、1711年生まれの英国人D・ヒュームが
因果律を経験による論理の切り離しを説いている
のに対してドイツのカントはあらゆる思考に対して
前提概念群があるとしていますが、それに対して
アインシュタインは全ての概念を「約束事」である
と考えて、どういった理論も、どれほど多くの
適用現象を含めることが出来るか
に過ぎないとしています。

とくにアインシュタインは19世紀を跨ぐ時点での
物理学の概観を示し、ガリレオとニュートンのコンビと
ファラデーとマクスウェルのコンビを比較しています。
言語化・数式化されないレベルで実験計画を進める
実行力(推進力)がガリレオやファラデーにはあるのです。
そして、
①力の起源が明確ではない点と②慣性質量と重力質量が
理論の中で明確な役割を果たしていない点に対して
疑問を投げかけ力学体系を電磁場での「場の理論」
で考えていく必要性を考え抜くのです。

アインシュタインは何とかして、
近接作用と質点の力学をつなごうとします。

 特に、エルンストマッハやローレンツの
果たした大きな役割にまで言及して20世紀初頭の
科学史上での大きな発展への道筋を立てています。

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以上、間違い・ご意見は
以下アドレスまでお願いします。
問題点に対しては
適時、返信・改定をします。

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2023/05/14‗初稿投稿
2024/11/11‗原稿改訂

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【続報】米国・ローチェスト大学での高圧下でのHigh TC 実験の撤回

【また日経新聞で情報を得ました。一般メディアでの情報です。】

以前にご報告していた室温超電導に関する情報が再考されています。

今年の九月(2022年9月)にマックス・プランク研究所が再現実験

をしてみた所、超電導現象が再現できなかったのです。

実験としては水素・硫黄・炭素からなる材料に対して267万気圧

を加えた状況でパラメターとして磁化率に着目して現象を見ます。

今回の詳しい条件の検討に対し、【科学雑誌】ネイチャーからの

データ開示にローチェスター大学が応じない為に

ネイチャー側は論文を撤回する措置をとったわけです。

この措置は極めて珍しいと言われています。

ただ何より。高圧下での超電導現象再現は今後も続き、

無論、プランク研究所も研究を続ける事でしょう。

現在のプランク研での150万気圧での‐70℃だと言われています。

今後の転移温度(Tcと略記されます:Critical Tempareture)

の追求を期待しましょう。

追記.「High TC 超電導」で検索をかけたら
いまでも青学・秋光先生の論文が出てきます。

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2022/10/15_初稿投稿
2024/10/28_改訂投稿

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【他サイトへの投稿】Introduction of physicists by era (in order)@2022/02/08

他サイトへの投稿になりますがSeeSaaのブログに英訳版の

年代別整理を投稿しました。【2021年2月8日時点での最新です。】

四半期ごとの改定に伴う変更で、7人の新たな物理学者が盛り込まれています。

この英訳化作業は研究室に外国人が居た時を思い浮かべて作業しました。

適時、ご参考にしてください。【以下原稿です】Below is a list of physicists by era (in order). The contents introduced by field are summarized separately by era. take a look. In an era when neither the principles of mechanics nor the principles of electromagnetism could be used, people started by astronomical observation and mathematically expressed phenomena. Then, we formulated the phenomenon. We will introduce them one by one from such an era.

Pythagoras_BC582~BC496

Democritus–Bc460 — BC 370

Archimedes–BC287–BC212

N・Copernicus_1473/2/19 ~ 1543/5/2

Tycho Brahe_ 1546/12/14-1601/10/24

Giordano Bruo_1548—1600-2-17.

Galileo G_1564-2-15 ~ 1642-1-8

Kepler_1571-12-27 — 1630-11-15

Bl Pascal_1623-6-19 — 1662-8-19

Robert Boyle--1627-1-25–1691-12-31

Huygens-.–1629-4-14–1695-7-8

Isac Barrow –-1630-10–1677-5-4

Robert Hooke--1635-7-28 — 1703-3-3

Isaac Newton-1642-12-25 — 1727-3-20

Musschenbrook_1692‐3-14–1761-9-19

McLaughlin‐‐1698‐2‐‐1746‐6‐14


Daniel Bernoulli‐‐1700‐2‐8 ‐‐ 1782‐3‐17

Benjamin Franklin-1706-1-17- 1790-4-17

L. Euler-1707-4-15–1783-9-18

iraga Gennai-1-1728-1780-1-24

James Watt_ 1736-1-19–1819-8-25

Joseph-Louis Lagrange–1736-1-25–1813-4-10

Charles-Augustin de Coulomb–1736-6-14–1806-8-23

Antonio-A-Volta–1745-2-18-1827-3-5
J A César Charles-1746-11-12–1823-4-7
Dalton–1766-9–1844-7-27
Thomas Young–1773-6-13–1829-5-10
André-Marie Ampère -1775-1-20–1836-6-10
C・F・Gauss–1777-4-30–1855-2-23
Ørsted–1777-8-14–1851-3-9
Augustin Jean Fresnel–1788-5-10-1827-7-14
Georg Simon Ohm-1789-3-16-1854-7-6
Augustin-Louis Cauchy–1789-8-21–1857-5-23

M Faraday–1791-9-22–1867-8-25

Nicolas Léonard Sadi Carnot1796-6-1–1832-8-24

 

Christian Andreas Doppler-1803-11-29–1853-3-17

Heinrich Lenz_1804-2-12–1865-2-10

William Rowan Hamilton–1805-8-4–1865-9-2

Julius Robert von Mayer–1814-11-25–1878-3-20

 J・P・Jules‐‐1818-12-24–1889-10-11
G G Stokes, 1st Baronet, SIR–1819-8-13–1903-2-1

Foucault_1819-9-18–1868-2-11

Armand I L Fizeau-1819-9-23–1896-9-18

H・L・F・Helmholtz_1821-8-31–1894-9-8

Gustav Robert Kirchhoff–1824-3-12–1887-10-17

W Thomson,Baron Kelvin_1824-6-26–1907-12-17
James Clerk Maxwell_1831-6-13–1879-11-5
Edward Williams Morley_1838-1-29–1923-2-24
Ernst Mach–1838-2-18–1916-2-19
 Josiah Willard Gibbs–1839-2-11–1903-4-28

J W Strutt, 3rd Baron Rayleigh–1842-11-12–1919-6-30

Ludwig Eduard Boltzmann_1844-2-20–1906-9-5

W-C-Roentgen-1845-3-27–1923-2-10

Tohmas Edison–1847-2-11–1931-10-18

Sir John Ambrose Fleming–1849-11-29–1945-4-18

Albert Abraham Michelson_1852-12-19–1931-5-9

Hendrik Antoon Lorentz–1853-7-18–1928-2-4

Heike Kamerlingh Onnes_1853-9-21–1926-2-21

Jules-Henri Poincaré_1854-4-29–1912-7-17

Kenjiro Yamakawa_1854-9-9–1931-6-26

N・Tesla_1856-7-10–1943-1-7

Tanakadate Aikitsu–1856-10-16–1952-5-21

Sir Joseph John Thomson–1856-12-18–1940-8-30

 Rudolf Hertz–1857-2-22–1894-1-1

Max Karl Ernst Ludwig Planck–1858-4-23–1947-10-4

Piere Currie-1859-5-15–1906-4-19

W・C・W・O・Fritz Franz Wien1864-1-13–1928-8-30

Pieter Zeeman_1865-5-25–1943-10-9

Hantarou Nagaoka–1865-8-19–1950-12-11

Mari Curie-1867-11-7–1934-7-4

Robert Andrews Millikan–1868-3-22–1953-12-19

Sommerfeld–1868-12-5–1951-4-26

Koutarou Honda1870-3-24–1954-2-12

Ernest-Rutherford–1871-8-30–1937-10-19

P-Langevin–1872-1-23–1946-12-19

Hazenor–1874-11-30–1915-10-07

Teiji-Takagi1875-4-21–1960-2-28

Torahiko-Terada1878-11-28–1935-12-31

Masatochi-Okouchi1878-12-6–1952-8-29

A・Einstein-1879-3-14–1955-4-18

Pole-Ehrenfast–1880-1-18–1933-9-25

Atsusi Ichihara1881-1-15–1947-1-19

Max・Born_1882-12-11–1970-1-5

Walther Meissner–1882-12-16–1974-11-16

August Picard_1884-1-28–1962-3-24

Peter Dibye_ 1884年3月24–1966-11-2

M-Nishikawa-1884-12-5–1952-1-5

Niels Henrik David-Bohr1885-10-7–1962-11-18

Schrodinger-1887-8-12–1961-1-4

Otto Stern1888-2-17–1969-8-17

H Nyquist–1889-2-7–1976-4-4

Walther Gerlach–1889-8-1–1979-8-10

Edwin P Hubble1889-11-20–1953-9-28

Yoshio Nishina1890-12-6–1951-1-10

J・Chadwick_1891-10-20–1974-7-24

Louis de Broglie1892-8-15–1987-3-19

A・Compton-1892-9-10–1962-3-15

Satyendra Nath Bose_1894-1-1–1974-2-4

 

Wolfgung Ernst Pauli –1900-4-25–1958-12-15

Ernest Orlando Lawrence1901-8-8–1958-8-27

E Fermi-1901-9-29–1954-11-28

Heisenberg-1901-12-5–1976-2-1

P Dirac-1902-8-8–1984-10-20

Eugene Paul Wigner-1902-11-17–1995-1-1

Cecil Powell–1903-12-5–1969-8-9

Ldiwig von Neumann–1903-12-28–1957-2-8

J R Oppenheimer–1904-4-22–1967-2-18

Shinichirou Tomonaga–1906-3-31–1979-7-8

Hans Bethe–1906-7-2–2005-3-6

Hideki Yukawa–1907-1-23–1981-9-8

Edward Teller–1908-1-15–2003-9-9

Lev Davidovich Landau–1908-1-22–1968-4-1

J Birdin–1908-5-23–1991-1-30

Nathan Rosen–1909-3-22–1995-12-18

N Bogoliubov–1909-8-21–1992-2-13

Shoichi Sakata–1911-1-18–1970-10-16

Taketani Mitsuo–1911-10-2–2000-4-22

Kentaro Yano–1912-3-1–1993-12-25

David Joseph Bohm–1917-12-20–1992-10-27

Richard Phillips Feynman–1918-5-11–1988-2-15

Isaac Asimov–1920-1-2–1992-4-6

Ryogo Kubo_1920-2-15–1995-3‐31

Hitochi Takeuchi–1920-7-2–2004-4-20

Yoichiro Nambu–1921-1-18–2015-7-5

P Warren Anderson-1923-12-13–2020-3-29

Sadao Nakajima–1923-6-4–2008-12-14

Reo Ezaki–1925-3-12–Living now

Masatoshi Koshiba–1926-9-19–2020-11-12

Kazuhiko Nishijima–1926-10-4–2009-2-15

Shoichiro Koide–1927-3-25–2008-8-30

Tetsu Hiroshige–1928-8-28–1975-1-7

Yoshiro Onuki–1928–【living now】

M German–1929-9-15–2019-5-24

Leon Neil Cooper1930–【living now】

Akito Arima–1930-9-13–2020-12-6

John Robert Schrieffer–1931-5-31–2019-7-27

Roger Penrose–1931-8-8–(Living now)

J J Sakurai–1933-1-31–1982-11-1

Mutugoroh San–1935-4-17–(Living now)

Yoichiro Murakami–1936-9-9–(Living now)

Brian David Josephson–1940-1-4–(Living now)

Toshihide Maskawa–1940-2-7–2021-7-23

S W Hawking_1942-1-8–2018-3-14

Brian Harold May, CBE–1947-7-19–(Living now)

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お問い合わせの件について_改定【2020/11/08投稿_2021/9/7改定】

OJISAN

このブログの構造を改善します。
今迄はログの動き中心でどんどん流れていく仕組みでしたが、
以下方針を明言し、改善します。

<方針>
1.議論が行われた場所別に、
  全ての偉人を閲覧者が辿れる様にする。

2.閲覧者の関心に応じて
  TOPの以下4分野から辿れる様にする。
  【力学・電磁気学・統計力学・量子力学】

3.年代別に整理して関連人物の
  年代的な関係を理解する。

4.以上の枠組みから漏れた記事は改定した
  「お問い合わせの件_その他」で補う

5.四半期ごとにリライトを考えて
  各記事の内容を増補する

6.四半期ごとに新規記事を検討する

【以下、2020/11/1時点の原稿を残します】

今日までは、ただブログの羅列を重ねてきました。
数年ぶりのブログ作成であって見て頂いている方を
意識していなかった面があると思います。お恥ずかしい。
そこで、更新している私の現状を関心ある読者に伝え
今後の運営について意見を取り入れていく仕組みを
作りたいと考えています。

無論、日々の科学者列伝の更新は可能な限り続け、
内容をより確かな物にしていきたいです。
そして、自身の娘が知識を吸収していくように
顔の見えない皆様も少しずつ知識と想像の枠を
広げていって欲しいと思います。私も知見を増やしたい。
意見をよりしっかりした物にして、現実の生活でも
無理のない範囲で色々な議論を広げたいのです。
斯様な目的を意識して、その為の一つの場
としてこのブログが役に立てば嬉しいのです。

間違い・ご意見は以下アドレスまでお願いします。
時間がかかるかもしれませんが必ず返信・改定をします。

また、分野別の枠組みで網羅されない話は以下に
列記して補いたいと思います。ログ自体はどんどん流れて
どんどん埋もれていく物だと思いますが。
・爵位について ・平賀源内 ・トピック_高温超電導 ・別サイト立ち上げました

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2020/11/08_初回投稿
2021/09/16_原稿改定

 

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【2021/6/9 トピック 】ルナクルーザー/民間企業とJAXA【9/12原稿改定】

少し古い日経新聞からトピックスを残します。

月面探査機です。

JAXAの末永さんが2017年に

トヨタ自動車に派遣されました。

欧州の宇宙機関がエアバスグループ

と連携しているのを知っていて、

日本にもそうした仕組みが

必要だと感じていたからだそうです。

トヨタ内で若手と話し合い、有人与圧ローバと呼ばれる探査機を開発していきます。。月にあると期待される水から取り出す水素がエネルギーです。地球から石油を輸送し続けるのも難しいでしょうし、貴重な太陽光電気も使いたくありません。水素がエネルギーだと現地調達の選択肢が増えるのです。理想的ですね。無論、他国と権利の取り合いにはなる懸念はありますが、先行して水素を利用するのは大きなメリットです。続報に期待します。

 



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